
「ブログの代表的な収益方法は?」
と聞かれた場合、あなたは何を思い浮かべますか?
ほとんどの人は、

「広告収入」
と答えるでしょう。
確かに、広告収入を得られるアフィリエイトというビジネスモデルは、ブログの収益化方法として最も代表的であり、人気の高い方法です。
ただ、より効率的に稼ぎたいと思っているのであれば、「売却」を視野に入れてブログ運営をしてみることをおすすめします。
この記事では、ブログを売却するメリットやデメリットは何なのか、ブログをできるだけ高値で売却するためにはどうすればいいのかということについて、詳しく解説していきます。
ブログの代表的な収益化方法

まずは、ブログの代表的な収益化方法から詳しく見ていきましょう。
広告収入

冒頭でも解説したように、ブログの代表的な収益化方法は「広告収入」、つまりアフィリエイトです。
企業の製品やサービスをブログ内で紹介し、自分のブログ経由で商品やサービスが購入された場合、売り上げの一部がブロガーに入ってきます。
自社商品販売

続いては、自社商品の販売です。
アフィリエイトというのは、第三者の商品を販売することによって中間マージンを受け取れます。
自社商品の場合、中間マージンという概念がなくなり、売り上げの全てが自分の物となりますし、ASPなどに取られる手数料もなくなりますので、利益率を上げやすいと言えます。
売却

最後は、売却です。
中には、

「ある程度アクセスのあるブログを買収したい」
「既に一定の売り上げを作っているブログを買収したい」
このように考える人もたくさんいます。
このような人に、自分が作ったブログを売却することもできます。
料金相場については後述しますが、ブログの状態によっては数千万円以上で売れることもあるため、効率的に稼ぎやすいと言えるのです。
ブログを売却するメリットって何?

では次に、ブログを売却する、あるいは売却を視野に入れて運営を開始するメリットについて詳しく見ていきましょう。
まとまった売却益が手に入る
アフィリエイトで収益を得る場合、高くても1件数万円程度の報酬になります。
ただ、1件の成約で数万円の報酬が発生する案件というのはかなり少なく、基本的には数百円から数千円の間になるでしょう。
しかし、売却をする場合、売り上げ状況やアクセス数によっては、数十万円~数千万円ほどの値段が付くこともあり、まとまった売却益を手にできる可能性が高くなるのです。
「売却した」という実績が作れる
ブログの売却というのは非常に注目を集めている収益化方法ですが、実際に売却した経験を持っている人は意外と少ないです。
自分のブログを売却することで、まとまった売却益を手にできるだけではなく、

「ブログを売却した」
という実績や経験を作ることができ、後のビジネスに繋げやすくなります。
ブログを売却するデメリットって一体何?

では次に、ブログを売却するデメリットについて詳しく見ていきましょう。
売却した瞬間に広告収入が入ってこなくなる
自分がオーナーとなってブログを運営している場合、発生した広告収入は全て自分のものです。
しかし、売却した瞬間にブログから発生する広告収入が、買い手の物になってしまいます。
まとまった売却益は手に入りますが、継続的な広告収入は途絶えてしまいますので、注意が必要です。
必ずしも高額で売れるとは限らない
ブログの売却を検討している人の多くは、

「できるだけ高額で売却したい」
と考えているでしょう。
ただ、

・アクセスが少ない
・収益が少ない
・成長性が低い
というようなブログには高値がつかず、場合によってはかなり安い金額を設定したとしても、売れ残ってしまう可能性があるのです。
ブログ売却の費用相場ってどれくらい?

ブログの売却費用は、様々な要素によって変動しますので、一概に断言することができません。
ただ、月間利益の12か月~24か月分が売却金額の目安になると言われています。
例えば、月に5万円の利益が出ているブログを売却する際は、
・60万円~120万円
が相場になるということです。
ブログを高く売るためのコツとは?

では次に、ブログをできるだけ高く売るためのコツについて、詳しく見ていきましょう。
アクセスや収益を安定させる
ブログの売却費用を算出するうえで最も重視されるのが、

・アクセス数
・収益(純利益)
です。
たくさんのアクセスを集め、多くの収益を上げているブログであれば、売却費用が数百万円、あるいは数千万円になることもあります。
そのため、ブログを開設してすぐに売却するのではなく、ある程度アクセス数と収益を安定させた状態で売却することが大切です。
特定のジャンルに特化したブログを作る
1つのジャンルに特化した「特化ブログ」も高値で売却しやすいと言えます。
特化ブログというのは、グーグルからの評価も高まりやすく、特定のターゲットを集客しやすいため、スムーズに収益化することができるのです。
売却を最終目標にブログを運営するのであれば、雑記ブログではなく特化ブログを構築していきましょう。
1年以上運営してから売却する
1年以上運営しているブログも高値が付きやすいと言えます。
なぜなら、運営年数が伸びれば伸びるほど、ドメインパワーが上がりやすいからです。
また、長期間運営しているブログは、安定性があると判断してもらえる可能性も高くなるため、最低でも1年間は運営してから売却を検討するようにしましょう。
ブログ売却の注意点は?

最後に、ブログを売却する際の注意点について、詳しく解説していきます。
同ジャンルでのブログ運営が言って期間行えないことがある
ブログを売却する際は、必ず契約書を結びます。
この際に、

競合サイト制作の禁止
という項目が盛り込まれていた場合、一定期間は売却したブログと同じテーマでブログを作成することができなくなってしまうのです。
仮に、契約内容を無視して競合サイトを制作し、それが相手方にバレた場合、賠償請求をされてしまう可能性もありますので注意しましょう。
慎重に進めないとトラブルに繋がる
ブログの売却には、かなりの手間がかかります。
例えば、

・条件の交渉
・契約書の締結
・ドメインやサーバーの移管作業
などです。
特に契約書の作成と、ドメインやサーバーの移管作業については専門の知識を有する場合がありますので、専門家への依頼も視野に入れて話し合いを進めていかなければなりません。
この際に、

「契約書作成はどちらが行う?」
「契約書作成にかかる費用はどちらが負担する?」
「サーバーやドメインの移管はどちらが行う?」
というような話も進めいかなければならないのです。
慎重に話し合いを進めていかないと、トラブルに発展してしまうこともありますので注意してください。
ブログ売却ってどうやって行えばいいの?

ブログを売却する際は、サイト売買を専門にしている仲介業者を利用するのが一般的です。
このような業者は、

・契約書のテンプレート
・売買のサポート
・ドメインやサーバーの移管代行
・エスクローサービス
などを提供していることが多いため、安心して交渉を進めていけるでしょう。
まとめ
ブログには様々な収益化方法がありますが、効率的に収益を上げたいと考えているのであれば、「売却」を検討してみると良いでしょう。
ブログを売却することで、数百万円以上の売却益を手にできる場合もありますし、「売却をした」という実績を作ることもできます。
ただし、ブログの売却にはいくつかデメリットや注意点がありますので、しっかりと情報収集を行ってから挑戦するようにしましょう。